思いを伝えるのが苦手な人必見!伝えるための型がある!
今回は伊藤羊一さん著書の「1分で話せ」から伝えるための型をご紹介します。僕自身伝えるためにいろんな情報を話してしまい、結局何が伝えたいのという経験があるので、そういった経験のある方には非常に参考になると思います。
- 思いを伝えるのが苦手な人必見!伝えるための型がある!
テーマ
1分で伝わらないものは伝わらない
まず大前提としてこの書籍で紹介されていたのは、
1分で伝わらないものは長時間伝えても伝わらない
「1分で話せ」伊藤 羊一著書
このように書籍の中で記載されていました。伝えるためにいろんな話、情報を伝えたくなりますが、最終的に伝えた先に相手に行動してもらうというのが目的であるため、限られた時間で端的に伝えるということが求められます。そのため1分で伝える努力をする必要があります。
1分と聞くと難しいと思う方も多いかもしれませんが、型にはめて文章を作り伝えることで、ロジカルに結論を伝えることができるので、ぜひ今からご紹介する型を活用してみてください。
ピラミッドストラクチャー
今回ご紹介する型は「ピラミッドストラクチャー」です。
- 主張
- 根拠
- 事実
ピラミッドストラクチャーとは
書籍「1分で話せ」より
この3つの要素から構成されており、主張をサポートする根拠は3つほど用意し、その根拠を裏付ける事実を複数用意するという構造で、三角形になるためピラミッドストラクチャーと呼ばれています。
根拠は3つ
主張をサポートする根拠は一般的には3つ用意することが多いです。人は3次元の世界に生きているので、「縦・横・高さ」の3軸だったり、ホップ・ステップ・ジャンプのように3ステップと3というのがしっくりくることが多いです。
また根拠が1つの場合は論破されたり反対されたりすると主張が終わってしまうので、3つは用意するようにしましょう。
ピラミッドはロジカルに
主張、根拠、事実はロジカルである必要あります。ロジカルというと難しい印象かもしれませんが、要は意味が通じていれば問題ありません。
ご飯が食べたいという主張に対して根拠はお腹が空いたからといった具合で意味が成しているだけで問題はありません。
勘違いしがちな結論
僕自身も含めて多くの方が勘違いしがちな結論があります。
事実やデータは結論ではない
「1分で話せ」伊藤 羊一著書
- データを分析したのですが、Aはこういう状況で、Bはこんな状況です
A
- 現段階ではAのプランを優先させるべきです
B
Aの方が事実やデータを結論として勘違いしている文章です。結論とは相手が行動できるところまで落とし込んだものが理想です。
そのため伝えられた方がすぐに行動できるのはBの伝え方になります。Bを先に伝えた上でAの文章で補足するという順番が理想的な伝え方です。
このように結論を勘違いしてしまうと「それで何?」という状態のまま相手に伝えてしまい、しっかり相手に伝わらず、必死に伝えるために長く話してしまうということで、結局ダラダラと結論が分かりづらい伝え方になってしまいます。
考える=結論を出すこと
考えると悩むの違いについても書籍では言及されていました。考えると悩むは全く違うもので、
考えるということは知識や情報を加工して結論を出すこと
「1分で話せ」伊藤 羊一著書
つまり結論は相手が行動できることである必要があります。
例えば、仕事中に眠いという状態に脳が情報として気づく。そしてカフェインを飲むと眠気が飛ぶという知識を脳の中で加工し結論、眠いからコーヒーを飲むという行動に落とし込むことができます。
このように結論は相手が行動できるレベルで伝える。「それで?」と常に自分に問うことで結論がしっかりある伝え方を意識することができます。
まとめ
今回は1分で伝えるための型として紹介されていたピラミッドストラクチャーをご紹介しました。結論とは相手が行動できるものというのが個人的には非常に印象に残っています。
僕自身まとまりがなくダラダラと説明し続けてしまうことがあるので、この型を活用して伝わる提案をしていきたいと思います。